Pink-Ribbon (ピンクリボン)は、アメリカの乳がんで亡くなられた患者の家族が、「このようなことが繰り返されないように」と願いを込めて作ったリボンからスタートし、乳がんの啓発運動で乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン、もしくはそのシンボルのことです。
日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約16人に1人と言われており、また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされ、そのキャンペーンは年を増すごとに拡大しています。
(ウィキペディアより抜粋、加筆修正)
日本におけるピンクリボン運動
日本でのピンクリボン運動が一般的に認知されるようになったのは、2000年代に入ってからでです。
2000年(平成12年)10月に日本最大の乳がん患者支援団体である「あけぼの会」が東京タワーをピンク色にライトアップしたことがきっかけです。
しかしながら、その運動の規模は年を追うごとに急拡大しており、りそな銀行、アストラゼネカ、アテニア化粧品、エイボン・プロダクツ、東京海上日動あんしん生命、ワコール、埼玉りそな銀行、オーティコンなど、協賛する企業、市民団体は多数存在します。
また、Yahoo! JAPAN、asahi.comといった日本を代表するポータルサイト、ニュースサイトで広くピンクリボン運動が紹介されています。
10月1日には、東京都庁舎、レインボーブリッジ、東京タワー、表参道ヒルズ、神戸ポートタワー、明石海峡大橋などをピンク色にライトアップ(またはピンク色の電球に交換)し、いずれも大勢の人へ視覚という形で、ピンクリボン運動の認知度向上へ貢献しています。
日本でのピンクリボン運動の主たる活動組織は多数あります。その中のひとつがNPO法人「J.POSH」(Japan Pink-ribbon ofSmile and Happiness、日本笑顔と幸せのピンクリボン)です。J.POSHは田中完児関西医科大学乳腺専門医をはじめとする発起人により活動が開始されました。J.POSHでは、1年に1度、マンモグラフィー検診(乳腺・乳房専用のレントゲン検診)を受けることを奨励しています。
(ウィキペディアより抜粋、加筆修正)